学園の取り組み

自然環境と保護樹林

自然環境(赤羽キャンパス)

赤羽キャンパスは、東京都北区赤羽台に位置しています。赤羽台は、北区の北西部にあたります。
JR赤羽駅から本学園に向かう途中に「師団坂」があり、この坂は、旧陸軍の近衛師団と第一師団に所属した2つの工兵大隊に向かう坂道でした。この坂は、「工兵坂」とも呼ばれ、第一師団工兵大隊兵営跡地は、現在本学園の敷地になっています。
昭和57年7月東北新幹線工事に伴う発掘調査により、「赤羽台第3号古墳石室」、横穴墓群及び多数の竪穴住居跡が見つかっています。このことから、今から約1400年前の古墳時代この地に多数集落があり、古代人が居住していたことが窺えます。古代から住みやすい場所だったのでしょう。

皆さんは、正門をくぐると最初に敷地の広さと自然の豊富さに驚かれるでしょう。
本学園は、約63,000m2の敷地面積を保有しています。これは、東京ドームの約1.3倍に当たる広さです。
学園内は、校舎・体育館・多目的ホール等の建物の他、小学校及び中学・高等学校用グラウンド、テニスコート(クレイコート×3面、ハードコート×2面 計5面)を保有しており、教育環境にも恵まれています。
また、星美学園マリア像は、平成10年3月9日に「北区景観百選」に認定されました。

学園内を散策すると、実に他種多彩な樹木や花が生育しています。四季それぞれに色・形を変え、園児・児童・生徒・学生・職員の心を和ませてくれます。
更に、奥に進むと幼稚園裏には、通称「星美・トトロの森」と云われるこんもりと茂った大木が連なる小さな森が存在します。この森は、幼稚園園児及び小学校児童が自然とふれあう憩いの場でもあり、園児・児童の明るく、はしゃぐ声が日々聞こえてきます。このように星美学園は、自然とのふれあいを大切にしています。

保護樹林(赤羽キャンパス)

本学園は、広大な敷地の中で樹木を大切に保護しています。樹木は、北区区民にとっても貴重な財産であるとの認識、理解のもと「北区保護樹木等」の指定を受け、大切に育てています。指定されている樹木の中には、推定樹齢100年を超えている樹木もあり、大規模な樹木の剪定、維持管理を行っています。指定されている樹木は以下のとおりです。

26号:イチョウ(銀杏)
場所/幼稚園広場北西

27号:イチョウ(銀杏)
場所/小学校グラウンド東側

136号:ケヤキ
場所/幼稚園広場東北

指定番号:樹木名 場所 (指定年月日)
25号:ケヤキ 御堂裏森中央 (S61.6.5指定)
26号:イチョウ(銀杏) 幼稚園広場北西 (S61.6.5指定)
27号:イチョウ(銀杏) 小学校運動場東側 (S61.6.5指定)
28号:イチョウ(銀杏) 幼稚園前広場西南 (S61.6.5指定)
79号:イチョウ(銀杏) 幼稚園前広場東北(S62.4.1指定)
80号:イチョウ(銀杏) 幼稚園前広場北(S62.4.1指定)
81号:ヒマラヤ杉 幼稚園園庭東側(S62.4.1指定)
135号:イチョウ(銀杏) 幼稚園前広場東北(S63.4.1指定)
136号:ケヤキ 幼稚園広場東北(S63.4.1指定)
137号:ケヤキ 待機室裏(S63.4.1指定)

自然環境(目黒キャンパス)

目黒キャンパスは、東京都目黒区碑文谷に位置しております。
碑文谷とは円融寺というお寺にまつわるものとする説が多くあるようです。(目黒区役所ホームページより)かつてはタケノコの里として有名でした。
目黒キャンパスの隣には、サレジオ教会があります。
キリストの環境の中にたたずんでいる目黒キャンパスは2012年に旧校舎から新校舎へと建て替えを行いました。近くには、「すずめのお宿」といった古民家も保存されており、竹林の中、昔を思い出させる場所が多々存在しております。

保護樹林(目黒キャンパス)

目黒区は、樹木の管理がしっかりされており、学校に生息している樹木も区役所で把握されています。
目黒キャンパスのバス道路に面した東側には、学校で一番高い「メタセコイア」という樹木が生息しております。
昭和60年3月に目黒区から保存樹木として指定を受け、現在も学校で大切にお世話をしています。

メタセコイヤ
場所/東側門バス道路

自然環境(世田谷キャンパス)

世田谷キャンパスは、自然豊かなキャンパスです。また、隣には砧公園があり、多くの野鳥が飛んできます。

正門から校舎まで続く銀杏並木

天然芝のグラウンド

ルルドの泉をモチーフにした庭園