学園の取り組み
防災体制の整備
平成23年3月11日の東日本大震災の教訓、近年中に発生が予想される大規模地震及び南関東直下型地震を想定し、生徒等(園児・児童・生徒・学生)及び職員の安全を確保するため、地震防災体制及び防災応急対策等を整備しました。
取り組み内容(赤羽キャンパス)
- (1)防災倉庫7棟の新設
- 各校種の防災用品の保管・管理を適切に実施するため、幼稚園×1棟、小学校×2棟、中学校×1棟、高等学校×1棟、短期大学×1棟及び法人事務局×1棟の計7棟の倉庫を新設しました。


- (2)防災用品の取得
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- 想定
- 行政機関支援可能日(地震発生から3日)までの間の備蓄量を確保しました。
- 対象者
- 帰宅困難を想定し、全職員約160名、全生徒等約1,840名、合計約2,000名を対象としました。
- 保管品目及び数量
- 〈保管品目〉水・食糧を始めとして全66品目
〈数量〉9,585箱(梱包単位)

- (3)星美学園(赤羽キャンパス)防災マニュアルの作成
- 学校法人星美学園の生徒等及び全職員の安全を確保するとともに被害を最小限におさえるため、地震防災体制及び地震防災応急体制に係る措置を定めました。
概要は、次のとおり
- (ア)事前の危機管理
- (イ)地震発生時の危機管理
- (ウ)事後の危機管理
- (エ)添付書類

- (4)地域(北区)との協定
- 北区と「災害時における協力体制に関する協定書」を締結(24.6.4付)し、星美学園内建物の一部を地域住民の避難所として開放します。
北区赤羽消防署と「震災時における消防部隊集結場所に関する承諾について」(8.8.19付)に基づき、星美学園内グランド等施設の一部使用を許諾しています。
取り組み内容(目黒キャンパス)
- (1)防災備蓄倉庫
- 体育館壁面及びギャラリーを防災備蓄品の倉庫としております。

壁面倉庫

ギャラリー倉庫
- (2)防災用品の備畜
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- 想定
- 行政機関支援可能日(災害発生から3日間)までの間の備蓄量の確保
- 対象者
- 帰宅困難を想定し、全児童(約720名)、全教職員(約60名)合計約780名の想定
- 保管品目及び数量
- 18品目
食料 約11500食
非常用飲料水 13680本(500mL) 6840L
- (3)目黒星美学園小学校防災マニュアル
- 緊急時に備え各種マニュアルを作成し教職員の共通理解を深め有事の際、迅速に対応できるよう備えています。
- ・地震災害の緊急対応マニュアル
- ・緊急下校対応マニュアル
- ・不審者侵入への緊急対応マニュアル
取り組み内容(世田谷キャンパス)
- (1)マニュアルの策定及び訓練
- 「災害等対応マニュアル」を策定するとともに、定期的に訓練を実施し、災害等発生時に迅速かつ適確に対応が取れるようにしています。


- (2)施設・設備
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- ・校舎は、建物基準法の1.25倍の強度で設計されており、耐震性を十分に備えています。
- ・屋外にマンホールトイレ4基を設置しています。
- ・防災倉庫の他、備蓄品を収納するスペースがあります。
- ・ライト、浄水器、発電機等、生活に必要な用具の他、スクールバス対策としてノーパンクタイヤの自転車及び緊急連絡用のPHSを用意しています。


- (3)備蓄品
- 全生徒分の3日分の飲料水と食糧(クッキー、アルファ米、ヒートレスカレー、缶詰、ようかん等)及び毛布の備蓄があります。
安全面と衛生面を重視し、校内で使用できる携帯トイレ(約2万回分)を用意しています。さらに、衛生用品(身体拭きティッシュ、消毒液、生理用品など)を備蓄しています。


- (4)防災教育
- 世田谷キャンパスでは、生徒に防災について身近に感じさせるため、被災地ボランティアや防災イベントへ積極的に参加しています。

