2015年5月26日
思いやりのある言葉をそっとかけてやること。
これこそが若者たちの心をつかむ秘訣だ。
星美学園小学校 中上 晴絵
学校で子どもたちと過ごす日々。子どもたちの成長のため、教師として、伝えなければならないと感じること、指導したいと思うこと、時には厳しく叱らなければならないこともあります。
「そんなこと言われなくてもわかってるのに。」「どうして先生の言う通りにしなければならないの。」子どもがそのように感じる時、子どもはなかなか素直になれず、耳を傾けようとしないことがあります。
しかし、「あなたは、○○のように思ったんだよね。」「本当はちゃんと分かっているんだよね。」「あなたは、こんないいところがあるから、それを生かしていこう。」などと耳元でその子に寄り添う言葉をかけると、ふっと表情がやわらかくなり、素直に受け入れてくれます。
子ども自身が、自分は大切にしてもらえている、自分のことを理解してくれていると感じるような言葉をかけることの繰り返しが、心をつかむための秘訣だとつくづく実感します。子どもの、ニコッとする笑顔をたくさん見られるような言葉をたくさんかけていきたいと思います。