ドン・ボスコが生涯をかけて伝えたメッセージを星美学園教職員が想いを込めてお伝えします。これらのことばが、皆さんの心に届くことを願って…

星美学園小学校
2015年10月3日

小さなことから丁寧に行いなさい。

星美学園小学校 星野 和江

ドン・ボスコは、小さなことから丁寧に行いなさい。とおっしゃっています。

毎日の生活で、みんなができる小さなことをお話します。

今日から、次の3つについてまずは頑張ってやってみましょう。

 

1、下駄箱の靴をそろえて入れる。

 「靴を揃えて心を揃える」という言葉がありますが、毎日、校長先生が下駄箱の靴をそろえてくださっています。靴をそろえて入れることは大変なことではありません。一人ひとりが気をつけてやりましょう。

 

2、次の授業の準備をする。

 身の回りの整理整頓をすると共に、今日は、次の授業の準備をしっかり行いましょう。それによって、授業の始めがスムースになります。朝、学校に来た時に、1日の時間割を見て、予定を立てながら、今日は、次の授業の準備をしてから休み時間に入るようにしましょう。

 

3、机の中を整頓する。

 身の回りを整理整頓すれば、気持ちもすっきりするし、物が見つかり易くなります。使ったものは、いつも、もとの所にきれいに片付ける。使わないものは持ち帰り、いらないものは捨てたりしながら、机の中をきれいにしましょう。身の回りを整理整頓して、気持ちよく過ごせるように頑張りましょう。

 

今日は、今、言った3つのことを頑張りましょう。

1つひとつは、小さなことですが、毎日、続けると良い習慣になります。これからも、小さなことから丁寧に行い、より良い習慣を身につけましょう。

2015年9月30日

時間を大切にしなさい。
そうすれば、時間はあなた方を
永遠に守ってくれるでしょう。

星美学園小学校 関口

ドン・ボスコはアカデミアといって劇を大切にしました。自分の出番だけでなく、舞台裏にいる時も友だちの発表を良く聞きみんなで発表を作りあげる気持ちで時間を大切にしていきましょう。

 授業の準備や、授業の時間に先生や友達の話を静かに聞いたり、自分自身が課題に真剣に取り組むことができているでしょうか。クラスみんなで過ごす時間を大切にしてみましょう。

2015年9月25日

隣人については、
肯定的に語るか、まったく語らないかの
どちらかにしなさい。

星美学園小学校 三村 和彦

みなさん目を閉じてドンボスコが話された言葉を考えたいと思います。

目を閉じながら考えましょう…

少し低学年の人には難しいことばもありますね。

隣人とは自分の生活しているなかでの出会う、すべての人をさした言葉です。

そのまわりにいつもいる人に肯定的=別のわかりやすい言い方をすれば“良いことばかけ”“相手が喜ぶような心からの励ましの言葉”をかけることが良いことであると言っています。

後半にある言葉の“まったく語らないかの どちらかにしなさい。”は、何をさしている言葉でしょうか?

前の文章の肯定的=良い言葉掛けの内容を話すか、話さないかのどちらかにしなさい…ではなく、相手の嫌がる言葉、悪口、ばかにした言葉、陰口などは、話さないように、といったことだと思います。

聖書の箴言に、このような言葉があります。

「自分の口と舌とを守る者は、自分自身を守って苦しみに会わない」(箴言21:23)

自分の口と舌(べろのことですが)を守るとは、自分自身が話す言葉、その“言葉そのもの”がその人の人格やその人そのものを鏡のように写すことになる、と言っています。

今、自分を振り返ってみましょう。

目を閉じていますか?

自分は今までに人の悪口は言わなかった…という人は、はっきり言って誰もいないと思います。

でも、今日から神様にごめんなさいをして、人の喜ぶ励ましのことばかけを、積極的にしていきましょう。

2015年9月23日

人にあなたの欠点を忍んでもらいたいなら
喜んで人の欠点を耐え忍びなさい。

星美学園小学校 倉永久美

人は誰しも欠点のない人はいないと思います。自分の行為が欠点と受け取られ、悪い印象を与えられないよう日頃の行動に注意すると共に、他の人の欠点と思われることも物の見方によっては違ってくるので広い視野と寛容さが必要と考えます。

 

2015年9月18日

ごう慢な学者よりも、才能はそれほどでなくとも、
徳のある謙遜な人のほうが、
ずっと良い偉大なことを成し遂げます。

星美学園小学校 中村 敏光

私が選んだドン・ボスコのことばをご説明する前に余談ではありますが、歴史上の人物である弘法大師・空海についてお話します。

空海は、真言宗の開祖として有名ですが、私も空海の影響を受け、数年前から、秩父遍路(34カ所)を3回完歩、現在は、四国遍路(88カ所)を行っています。(今27カ所まで巡っています。)

四国遍路は、私のライフワークでもあります。

 

弘法大師は、地位・名誉等一切の私利私欲を捨て、他者のためにその生涯を捧げました。また信仰だけではなく、文化面等多方面的でも多大な影響を与えています。現在でも日本全国にその足跡を残しています。

 一方、ドン・ボスコも同様に一切の私利私欲を捨て、他者(青少年)のため、その生涯を捧げました。

 空海が、「思想」の人であれば、ドン・ボスコは「実践」の人ではないでしょうか。

 ドン・ボスコは、常に青少年と共に在り、青少年を導くために聖マリアとの使命(ミッション)を実践しました。そのため「青少年の友」と呼ばれています。

 

今回のドン・ボスコのことば100は、その実践の中から自然に発せられた言葉の数々であると思います。

 ドン・ボスコは、あらゆる面での指導者でしたが、今回のことば100は、主として聖職者及び教育者のことばが多く、私は、事務職員かつカトリック信者でないため、その点に関しては、実践がなく、頭で理解していても正直心・魂では汲みこんでいないと思っています。

 

従って、今回、私は、「けんそん」の中から選びました。 

既に64歳を迎え、今更といわれる方もいると思いますが人生を通じて、人は頑固・傲慢であってはならないと思います。

 文中にある「徳のある謙遜な人のほうが‥‥」での徳のある謙遜とは、人としての気品、温情、理性、勇気、名誉、誠実、自信、謙虚、健康、などであり、生涯努力すべきものです。

 

また、「ずっと良い偉大なことを‥‥」は、単に偉業をなすということではなく、人として生きることであり、些細なことでも人として正しく生きるということではないでしょうか。

 

現代は、政治・経済・社会も何となく落ち着かず、不明確・不明瞭であり、人らしい・人間らしい思いが薄れそうな時代です。だからこそ、ドン・ボスコのことばは、私達にとって、人としての生き方を指し示すものであると信じています。

2015年9月16日

明日のことは神様におまかせして

星美学園小学校 小島信哉

 イエス様は自分の弟子が、昨日までどんな行いをしてきたかについて話題にはされませんでした。また、明日から弟子になりますということにも興味がなかったようです。むしろ、「今日をどう生きるのか」ということにこそ関心があったようです。

 過去を振り返ることは大切ですが、そこにこだわらず、また先を見通す力も必要ですが、しっかりと地に足のついた生き方をしたいものです。私たちが子ども達と関わる際にも常にそうありたいです。

2015年9月11日

できることをしよう。いつも辛抱強くいよう。
「ありがとう」という言葉を、いつも口にしよう。

星美学園小学校 髙木 彩香

 「辛抱強く」とは、自分の成長のために少しやりたくないことや嫌なことでも努力をして頑張ることだと思います。ただ嫌なことに耐えるより、辛抱強く頑張るほうが気持ちも明るくなります。

 また「ありがとう」という言葉は、思っていてもなかなか口にできないことが多くないでしょうか。けれども、やはり思いは口にしないと伝わりません。どんな時でも、相手の顔を見て、心を込めて「ありがとう」が言えるようになりたいです。

2015年9月9日

私の命は君たちのものだ。約束する。
これから先、私の命のすべてを君たちのために使おう。

星美学園小学校 山本 真規子

自分の命は誰のものでしょうか。そう問われると「私の命は私のもの」と答えると思います。ですが、ドン・ボスコは「私の命は君たちのものだ。」と言われました。青少年のために生涯を捧げたドン・ボスコの姿がこの言葉から伝わってきます。ドン・ボスコのように自分の命全てをを誰か他の人のために捧げることはなかなかできることではありません。ですが、自分の周りの人のために動くことはできると思います。小さなことでも、誰かのために自分にできることをしてあげる。この積み重ねが大事だと思います。

2015年9月5日

音楽のない学校、それは、魂のない体

星美学園小学校 西田 真弓

私は、子どもたちの歌う声が大好きです。どんなに悩みや苦しいことがあっても、ひとたび子どもたちの歌声を聴くと心が元気を取り戻すのです。

本当に不思議で、それは星美に勤めた最初の時から現在まで変わることがありません。きっとこれからもそうだと信じています。

その声という素晴らしい贈り物を下さった神様は、私たちひとりひとりを心から愛し見守って下さっているといつも感じます。

神様は、この声を使って人々が仲良く助け合って生きていくこと、豊かになっていくことを望まれていると思います。そして、声は息を使います。息は見えません。聖霊と同じです。

私たちの歌声は神様を賛美し、神様とつながる力を持っているのです。

音楽には、人の心を丈夫にする力があることをドン・ボスコはよくおわかりでした。学校は勉強やさまざまな活動をする場所で、たくさんの子どもたちが一緒に生活するわけですが、その場所はただ人が一緒にいるだけではなく生きていくために大切なことを心を沢山使って学ぶところです。

星美の子どもたちが、生き生きと歌い(または楽器を奏で)いつまでも活気のある学校であるように、生誕200年のこの年、特に聖ドン・ボスコのお取次ぎを願って祈りたいと思います。

2015年9月2日

始めないことには
いつまでたってもできないままだろう?
それなら私から始めるのがいい。 さあ、がんばれ!

星美学園小学校 村松 賢一

 この言葉は、理髪店で働いていた少年に初めてのひげ剃りを頼んだ時のドン・ボスコの言葉です。成長とは、常に新たなことを始める時に促されるものです。初めてすることを体験する時は、成功の期待と失敗の不安が入りまじって、ドキドキするものです。不安や恐れを強く感じる時、だからといってチャレンジせずに逃げてしまうと何も得ることがなくなり、成長するチャンスを失ってしまうでしょう。ドン・ボスコはそれをわかっていて、あえて自分をその若者のために差し出したのです。

 失敗は成功のもと、失敗することが次の成長につながるものです。失敗を恐れず、今まで自分が準備や練習してきたことを信じ、チャレンジすることが大切ですね。

ドン・ボスコ 生誕200周年 BICENTENARY OF BIRTH

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