ドン・ボスコが生涯をかけて伝えたメッセージを星美学園教職員が想いを込めてお伝えします。これらのことばが、皆さんの心に届くことを願って…

2015年 7月
2015年7月31日

本当の喜びとは、
うわべの楽しみではなく、神様と友達になること、
心の平和からこそ生まれるんだ。

星美学園短期大学 中島 千恵子

学生達が「心からのよろこび」を実感することができますように・・・。

2015年7月30日

「経験」と題するノートを作りなさい。
そこに自分が体験してきた問題点や失敗を
記録するのです。

星美学園中学校高等学校 A.D

絶え間なく変化していく世界。日常を漠然と過ごすのではなく、一日の限られた時間、何事にも関心を持って生活することが大切です。失敗を恐れずにどんどんチャレンジすることによって、自分らしく成長することが大切だとドン・ボスコはいっているのではないでしょうか。

2015年7月29日

大事なことがあります。
難しいので無理をさせたくはないのですが、
あなたでなければ、できる人がいませんので、
どうでしょうか。

星美学園小学校 小野莞一

自分自身の人生を振り返ってみると、若者を育てるためには、仕事を与えて任せていくことが大切だと思っています。ただし、児童に任せる場合は、任せられる範囲をきちんと示していくことが必要です。金銭にかかわることや学校の規則などに抵触する場合・教師の仕事である学習内容や評価、賞や罰を与えるような内容は好ましくありません。成人の場合は、任せた後あたたかく見守っていくことです。自分ができるレベルをいきなり要求することは慎むべきです。小さな成果でも認め、励ましていけばやがて大きな成長につながると思います。「人は自分を認めてくれる人のために働く」ことが多いのです。大事なこと、あなたでなければできないという言葉は、人の心を動かす魔法の言葉でしょう。私たちは、伝統をつなぐもの、伝達者でもあります。後継者を育てなければ、人類は滅びてしまうでしょう。ドン・ボスコがこのように考えていたので現在の学校が続いているのだと思います。

2015年7月28日

子どもたちの好きなこと、子どもらしい望みに、
先生も加わることです。

星美学園幼稚園 S.T

 保育において私が大切にしたいことに結びつく言葉だったのでこの文を選びました。大人と子ども、保育者と幼児、と両者の間に線を引いて一歩下がって観察することばかりでは、子どもの「仲間」になることができません。驚きや喜び、悲しみ面白さなどを心から共に感じることで、その子どもの気持ちになって見つめることができ、信頼関係を築くことにも繋がると私は思います。

2015年7月27日

これからも一生にわたって、
毎朝この大切な恩人のために祈り続けます。

星美学園中学校高等学校 J.I

受けた恩を忘れず感謝し続けるドン・ボスコの言葉です。この恩人とは、14歳の時に出会ったカロッソ神父様のことです。伝記のカロッソ神父様との出会いの箇所を読むと心が温かくなり、少年ボスコが最大の恩人と感じたことがうなづけます。ぜひお読みください。

2015年7月24日

「経験」と題するノートを作りなさい。
そこに自分が体験してきた問題点や失敗を
記録するのです。

星美学園短期大学 鈴木 淳子

2015年7月23日

時間を大切にしなさい。
そうすれば、時間があなたがたを
ずっと丁重に扱ってくれるだろう。

星美学園中学校高等学校 M.N

私はHRクラスで常々「一日一日を大切にしよう」と言っています。それは日々のなにげない事柄から嬉しいことや楽しいこと、新しい発見があるからです。今日は昨日とは違う、また新しい一日。そう考えることで、私の時間が少しでも豊かになるといいと思っています。

 

2015年7月22日

神様が君に腕力をくださったのは、
仲間を張り倒すためではないんだよ

星美学園小学校 井手さと子

 今日ご紹介するのは、ドンボスコの言葉ではなく、ドンボスコの友人であるルイジ・コモッロという少年がドンボスコに投げかけた言葉です。この少年は、早くして亡くなりますが、ドンボスコにとっては親友であり心の支えでした。

 ドンボスコが通っていた学校に途中から入学してきたコモッロ少年は、いつも穏やかで周りがどんなに騒いでいても、わるふざけをしていても、静かに読書を続ける、そんな少年でした。周りのクラスメイトはそれがおもしろくなく、コモッロにも仲間に入るよう言いました。ところが、いっさい応じようとしないコモッロは、とうとう仲間に暴力をふるわれてしまいます。そんな様子を見ていたドンボスコは頭にきて、今度はその仲間たちのことを全員なぎ倒してしまいました。そのころのドンボスコは正義感が強いだけでなく、かーっと頭に血がのぼりやすかったのですね。そんなドンボスコに、コモッロは何と言ったのでしょうか。もしかしたら、ドンボスコはお礼を期待していたかもしれません。ところが、コモッロはこう言いました。「君の怪力には恐れ入った。だけど、神様が君に腕力をくれたのは、仲間を張り倒すためではないんだよ。」

 コモッロを必死で助けようとしたドンボスコでしたが、その言葉にはっとさせられました。神様の望んでいることをいつも心の軸とし、ゆるし合うこと、愛し合うことを身を持って教えられたのです。ドンボスコは、それ以後暴力的な行動を起こさないように心に決めたのでした。ドンボスコはすばらしい親友を得たのですね。友人を大切に思う心、そして神様からいただいた力を善いことに使うことの大切さを、このコモッロの言葉から感じることができます。

2015年7月21日

子どもたちを愛するだけでは足りません。
子どもたちが、自分たちは愛されていると
わからなければなりません。

星美学園法人事務局 A.I

2015年7月20日

嫉妬や恨みは抱き合わないように。
むしろ一人の善が皆の善になるように。

星美学園中学校高等学校 K.S

一人だけで生きてゆける人間などこの世に存在しません。私は必ず誰かの支えを必要としているし、いつか私の支えを必要とする人と出会うでしょう。また、いつも気の合う仲間とばかり過ごせるはずはなく、私が納得いかないときは相手はその3倍私に不満を抱いているのでしょう。だからこそ、相手の善いところを見つめられるように心がけ、相手の苦しみに寄り添う心を忘れてはならないのだと肝に銘じています。

ドン・ボスコ 生誕200周年 BICENTENARY OF BIRTH

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