ドン・ボスコが生涯をかけて伝えたメッセージを星美学園教職員が想いを込めてお伝えします。これらのことばが、皆さんの心に届くことを願って…

2015年 3月
2015年3月6日

君と話をする相手が皆、君の友だちとなるように。

星美学園幼稚園 M.K

ドン・ボスコの学校には愛情にあふれた温かい空気が流れています。私自身もこの学園の卒業生ですが、在学中に先生方からいただいた温かいまなざしは教育者としての私の原点でもあります。保育者となった今、子どもたちとの生活の中で一人ひとりの心に寄り添い、目線を合わせ、子どもたちが興味あること敏感に受け留め、常にそばにいることを心がけ、いつまでも彼らの「友」でいられることを願っています。

2015年3月4日

良い人とは、
過ちをまったく犯さない人ということではありません。
自分の欠点を矯正したいと望む人のことです。

星美学園小学校 吉田 緑

この箇所には、人は失敗するからこそ成長できる。失敗が多ければ多いほど、それだけ人間として成長できる。と書かれています。私は、図画工作科の教員として、子ども達に「図工には失敗がない」と教えています。なぜなら、失敗してしまったら、それをなおす手立てはいくらでもある、それを考えることが図工であると思うからです。まさに、私が普段から伝えたい思いを、この言葉は示してくれていると思います。

2015年3月2日

生徒が私の子であるなら、心には激情が、
目には軽蔑が、口には傷つける言葉がないように。

星美学園中学校高等学校 K.K

ドン・ボスコのことば100に「言葉」に関することばを探すとおおよそ17件ある。広く解釈すればもっとあると思う。その「ことば」を試みに編集した。先生方にお願いしたいことは、忠告は他の前でしないように。人の欠点を隠すようにしなさい。感情を害している人を決して冷やかさないように。思いやりのある言葉をそっとかけてやること。これこそが若者たちのこころをつかむ秘訣だ。生徒が私の子であるなら、心には激情が、口には傷つける言葉がないように。不平不満は人の心を冷淡にします。悪の源、すなわち悪い話を避けなさい。それは品性を損なうものです。知っているということに、決してうぬぼれてはなりません。人は知れば知るほど、自分の無知を認めるものです。上に立っている人は、どんな場合でも自分の我を捨てなければなりません。忍耐するよりも腹を立てるほうがやさしく、子どもを納得させるより脅かすほうが優しい。イエスのように喜んで子どもたちに奉仕しなさい。支配者のような態度は恥ずべきこと。子どもたちの好きなこと、子どもらしい望みに先生も加わることです。子どもは驚くほど、自分の永遠の幸福について話してくれる人を好んでいます。不平不満は人の心を冷淡にします。できることをしよう。「ありがとう」という言葉を、いつも口にしよう。そして、生徒たちには次のように言いたい。人の欠点を隠すようにしなさい。感情を害している人を決して冷やかさないように。隣人については、肯定的に語るか、まったく語らないかのどちらかにしなさい。悪の源、すなわち悪い話を避けなさい。それは品性を損なうものです。不平不満は人の心を冷淡にします。できることをしよう。「ありがとう」という言葉を、いつも口にしよう。傲慢な学者よりも、才能はそれほどでなくとも徳のある謙遜な人のほうが、ずっと偉大なことを成し遂げます。知っているということに、決してうぬぼれてはなりません。人は知れば知るほど自分の無知を認めるものです。良きにつけ、悪しきにつけ、あなたがたについて人間が言うことでなく、神が言われることを常に気にかけなさい。謙虚で、強く、たくましい者となりなさい。こう並べると、教育者への注意が多い。ドン・ボスコの存命中から、いかに人が人を教えることが難しいかが分かります。教師の人品・育ち・価値観はとても大事ですし、仕事が人を創るのだから、その体験がいかに重要かが分かります。最後に私たちの災いのほとんどはその口から出る。ということも良く理解して欲しい。私は、人の悪口は言わない。言いたいときは黙る。を信条の1つにしている。

ドン・ボスコ 生誕200周年 BICENTENARY OF BIRTH

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