子どもたちの好きなこと、子どもらしい望みに、
先生も加わることです。
星美学園幼稚園 I.F
子どもたちと過ごす中ではっとするような質問をされたり、自分には気づかない発見を伝えてくれたりすることがしばしばあります。子どもたちは驚くほど周りのことをよく見ており、またそれらを感じる力を持っています。保育者として伝統や生活のために必要なことを伝えることはもちろんですが、子どもたちと同じ目線に立ち親しみをもって保育していくことを忘れずに過ごしていきたいと思いこの言葉を選びました。
人生はあまりにも短い。死に襲われる前に、
小さなことでもやれることはすぐにやっておこう。
星美学園小学校 苅田満里子
今生かされている命は、限りあるものです。いつしかは誰もが死を迎えます。希望にあふれた子ども達には全くイメージのつかない人も多いことでしょう。ですが、その日はいずれ訪れるのです。
ほんの小さなことの積み重ね、ほんの小さな優しさから生まれる、何ということのない毎日が、何よりもかけがえのない一時となるものです。今自分に出来ることを、精一杯してください。そして、周りの人を大切にしてください。
私は、最期に笑顔でいられるような人生を送りたいと思います。
忍耐するよりも腹を立てるほうが優しく、
子どもを納得させるよりも脅かすほうが優しい。
星美学園中学校高等学校 Y.M
「納得」のない教育は教育ではない、という認識を改めて与えてくれたことばです。学校での教育活動のみでなく、家庭での子育ての際にも自分への戒めとして胸に刻んでおきたいと思います。(実際にはなかなかそうもいかないのですが…)
愛する若者たちよ、私は心の底から君たちを愛する。
君たちが若者であるというそれだけの理由で、
私は君たちを熱愛する。
星美学園短期大学 Sr.田中 直美
ドン・ボスコの言葉で代表的な言葉を一つ選ぶとしたら私にとってはこれしかありません!この言葉を心底自分の言葉として言える日はいつくるのだろうか……
始めないことには
いつまでたってもできないままだろう?
それなら私から始めるのがいい。さあ、がんばれ!
星美学園小学校 佐藤 朋
この言葉は、理髪店で働いていた少年に初めてのひげそりを頼んだ時のドン・ボスコの言葉です。不安や恐れを強く感じる時、だからといってチャレンジせずに逃げてしまうと何も得られることがなくなり、成長するチャンスを失ってしまうでしょう。ドン・ボスコはそれをわかっていて、あえて自分をその若者のために差し出したのです。
特に子どもは、なかなか踏み出せなかった一歩を踏み出すことができた時に、劇的に成長することがあると思います。ドン・ボスコのように、立ち止まっている子どもの背中をそっとおすことができるようになりたいです。
子どもたちを愛するだけでは足りません。
子どもたちが、自分たちは愛されているとわからなければなりません。
星美学園幼稚園 H.I
子どもたちを愛する思いだけや、言葉だけでなく、保育者が行動的になって愛情を表現することが大切であるとこのことばを聞いて感じる。子ども達と喜んだり、悲しんだりと一緒に共感をしていきたいと思う。
思いやりのある言葉をそっとかけてやること。
これこそが若者たちの心をつかむ秘訣だ。
星美学園小学校 中上 晴絵
学校で子どもたちと過ごす日々。子どもたちの成長のため、教師として、伝えなければならないと感じること、指導したいと思うこと、時には厳しく叱らなければならないこともあります。
「そんなこと言われなくてもわかってるのに。」「どうして先生の言う通りにしなければならないの。」子どもがそのように感じる時、子どもはなかなか素直になれず、耳を傾けようとしないことがあります。
しかし、「あなたは、○○のように思ったんだよね。」「本当はちゃんと分かっているんだよね。」「あなたは、こんないいところがあるから、それを生かしていこう。」などと耳元でその子に寄り添う言葉をかけると、ふっと表情がやわらかくなり、素直に受け入れてくれます。
子ども自身が、自分は大切にしてもらえている、自分のことを理解してくれていると感じるような言葉をかけることの繰り返しが、心をつかむための秘訣だとつくづく実感します。子どもの、ニコッとする笑顔をたくさん見られるような言葉をたくさんかけていきたいと思います。
星美学園中学校高等学校 Y.M
私が今日までかかわった恩師をはじめ先生方で、今の自分に大きく影響を残して下っている先生方に共通して感じることは「私たちのために身も時間もさき、関わってくださった」ということです。厳しい指導もたくさん受けましたし、どん底に落ち込んだときは支えてくださいました。そんな先生方は今も私を支えてくださっています。もう大人ですので、しかられることはありませんが、教育で迷っているときにアドバイスをくださいます。私はそのような先生方に出会い、関わりを持てたことが本当に幸せです。そして、自分が教師の立場となり、生徒や自分を必要としてくれる人に対して、時間を惜しまずに関わること、一人ひとりの生徒に対してきちんと向き合い、その子の背景も理解した中での指導や関わりをすること。時間はいくらあっても足りません。身を捧げるとまでのことは私にはできていませんが、多くの若者たちと関わることのできる喜びを今は日々感じています。もっともっと生徒たちのために自分も学び成長し、生徒たちに多くのことを吸収して欲しいです。どんな生徒であれ、大人として平等に愛を注ぐことが大切だと思います。今はとても毎日忙しいですが、それが自分の喜びであり、励みとなっています。さらに成長していけるよう日々私自身も努力していきます。