神様が君に腕力をくださったのは、
仲間を張り倒すためではないんだよ
星美学園小学校 井手さと子
今日ご紹介するのは、ドンボスコの言葉ではなく、ドンボスコの友人であるルイジ・コモッロという少年がドンボスコに投げかけた言葉です。この少年は、早くして亡くなりますが、ドンボスコにとっては親友であり心の支えでした。
ドンボスコが通っていた学校に途中から入学してきたコモッロ少年は、いつも穏やかで周りがどんなに騒いでいても、わるふざけをしていても、静かに読書を続ける、そんな少年でした。周りのクラスメイトはそれがおもしろくなく、コモッロにも仲間に入るよう言いました。ところが、いっさい応じようとしないコモッロは、とうとう仲間に暴力をふるわれてしまいます。そんな様子を見ていたドンボスコは頭にきて、今度はその仲間たちのことを全員なぎ倒してしまいました。そのころのドンボスコは正義感が強いだけでなく、かーっと頭に血がのぼりやすかったのですね。そんなドンボスコに、コモッロは何と言ったのでしょうか。もしかしたら、ドンボスコはお礼を期待していたかもしれません。ところが、コモッロはこう言いました。「君の怪力には恐れ入った。だけど、神様が君に腕力をくれたのは、仲間を張り倒すためではないんだよ。」
コモッロを必死で助けようとしたドンボスコでしたが、その言葉にはっとさせられました。神様の望んでいることをいつも心の軸とし、ゆるし合うこと、愛し合うことを身を持って教えられたのです。ドンボスコは、それ以後暴力的な行動を起こさないように心に決めたのでした。ドンボスコはすばらしい親友を得たのですね。友人を大切に思う心、そして神様からいただいた力を善いことに使うことの大切さを、このコモッロの言葉から感じることができます。
嫉妬や恨みは抱き合わないように。
むしろ一人の善が皆の善になるように。
星美学園中学校高等学校 K.S
一人だけで生きてゆける人間などこの世に存在しません。私は必ず誰かの支えを必要としているし、いつか私の支えを必要とする人と出会うでしょう。また、いつも気の合う仲間とばかり過ごせるはずはなく、私が納得いかないときは相手はその3倍私に不満を抱いているのでしょう。だからこそ、相手の善いところを見つめられるように心がけ、相手の苦しみに寄り添う心を忘れてはならないのだと肝に銘じています。
「経験」と題するノートを作りなさい。
そこに自分が体験してきた問題点や失敗を
記録するのです。
星美学園小学校 中村 翼
みなさんは失敗をしたことがありますか?人は誰でも失敗をしたことがあると思います。むしろ失敗をしたことがない人はいません。つまり失敗することは誰にでもあること、むしろ失敗し、そのことを生かすことで更なる高みに到達することができます。その時にしっかりと「経験」と題したノートに記録し、忘れないようにしましょう。
星美学園短期大学 井出 麻里子
透き通るような青い空、美しい花、四季を通して姿を変える草木、心地よい風や日の光…慌ただしい日常生活の中で、自然に触れてホッとする時、神様の存在に感謝します。
子どもたちを愛するだけでは足りません。
子どもたちが自分たちは愛されていると
分からなければなりません。
星美学園中学校高等学校 R.H
折りに触れ、この言葉を自身に言い聞かせています。思うだけではなく、しっかりと伝える努力をしていきたいと思っています。
時間を大切にしなさい。
そうすれば、時間があなたがたを
ずっと丁重に扱ってくれるだろう。
星美学園小学校 石津信義
学力をつけるためには時間をダラダラとかければ良いというものではありません。勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ。勉強時間が短くてもこの切り替えを上手に行うことで学力は上がっていきます。生活する上でもメリハリをつけることは大切ですね。時間を無駄にしないで自分の使命を果たしていけば、必ず神様から温かく迎えられることでしょう。
子どもたちを愛するだけでは足りません。
子どもたちが、自分たちは愛されていると
わからなければなりません
星美学園幼稚園 S.T
常にこの言葉を心がけながら子どもたちに接し、私の中で1番親しみのある好きな言葉です。
「愛は寛容で慈悲に富む。
すべてを信じ、すべてを希望し、すべてを堪え忍ぶ。」
予防教育法の実践は、この聖書の言葉に基づく。
星美学園中学校高等学校 K.O
卒業式の「愛の賛歌」で毎年感動している。卒業生が全員この気持ちを持って卒業して欲しい。